ごあいさつ

~聞こえの日常を取り戻す~

聞こえは日常の中で欠かすことのできない感覚の一つです。

特に五感(聴覚・視覚・触覚・味覚・嗅覚)の中で聴覚は、外からの情報を得てほかの人と会話をする役割を担っており、よりよく安全に生活するのに大切な感覚です。

例えば家族と友人の呼びかけの声や話の内容、テレビの音、玄関のチャイムの音、外で車が近づいている音。どれも生活の中では大事な音です。

聞こえが悪くなると大切な家族や友人との会話に支障をきたし、また身の危険を事前に予知できなくなります。


さらにそのような外部からの刺激が低下すると、脳への活性が低下し、認知症にもなりやすくなるといわれています。過大音を聞きすぎないようにして聞こえの感覚を失わないこと、たとえ失っても適切に補聴器で補うことが大切です。

院長 今井隆介

補聴器外来の流れ

難聴の診断

専門医による診察と
言語聴覚士による聴力検査で
正確な診断を行います。

補聴器の適合

3ヶ月試聴(無料)を行い
補聴器適合判定医の判断のもとで
フィッティング(保険適応)を行います。

アフターフォロー

定期的なメンテナンスや聴力検査を行い
「常時つけられて長く使える」
補聴器を目指します。

難聴の診断(一般外来)

鼓膜の状態、周波数(音の高さ)別に難聴の程度の検査を行います。

耳垢が詰まっている、鼓膜に穴が空いているなど補聴器の装用を考える前に、治療可能なことがあります。

補聴器が必要と判断した上で補聴器外来をスタートします。

試聴~補聴器の調整

補聴器を貸し出して試聴・調整(フィッティング)を行います。イヤモールドという専用の耳栓等で料金が発生する場合がありますが、補聴器の貸し出し自体は無料です。

聞こえは「慣れ」によって徐々に変化してきます。その変化に合わせて補聴器の調整を行います。

補聴器外来では健康保険を用いて補聴器の適合を行います。

医師、言語聴覚士が必要と判断した検査・調整を繰り返すことが補聴器外来の主な内容となります。

補聴器の購入

およそ3か月間試聴し、効果が十分と判断できれば補聴器を決定します。
補聴器はベーシックなものでも十分な機能を備えておりますので、必要以上の機能がある補聴器を積極的に勧めることはございません。