中耳炎、耳垢塞栓、鼓膜穿孔など治療により聴力が改善する場合があります。
耳鼻咽喉科以外では治療できず、そのまま購入し、装用している例もあります。
聴覚や補聴器の専門家である補聴器相談医の診察のもと、補聴器を装用するのをおすすめします。
集音機を購入・常時装用していないか
通販や雑誌でよく見かける「集音機」ですが、補聴器とは全く異なるものです。
補聴器と比較して安価ではありますが
①調整ができない
②医療機器ではなく、聴覚保護の観点がない
③アフターケアがない
聞こえない=音を大きくすればよいという考えで、聴力を損なうほどの強大音が出力されている場合があります。
また調整ができないため、到底よく聞こえるものだとは考えられません。
聴力に合わない補聴器を購入しようとしていないか
当院にも持参される患者様が多いのですが、聴力に合っていないにも関わらず両耳で100万円近い補聴器を購入している方がおられます。
にも関わらずアフターケアがなく、聞こえにくいと相談したら新しい補聴器が必要と言われるなど良心的とは言い難い所があるのが現状です。
消費者庁からも注意喚起がなされるなど、注意が必要です。
当院では、希望があっても聴力に合わない補聴器を勧めることはありません。また不必要に高価な補聴器を勧めることもありません。
公的扶助が受けられるかどうか
聴覚の身体障害が認定されると、公的な援助が受けられ安価に補聴器を購入することが可能です。
当院の医師は聴覚身体障害の認定ができますので、一度診察と聴力検査を受けることをお勧めします。