補聴器外来の流れについて
補聴器に診察や外来が必要な大きな理由3つ
- 病気が潜んでいないかのチェック
- 今の聴力はどのくらいか知ってもらう
- くり返し来ていただいて調整(フィッティング)を行う
①病気が潜んでいないかのチェック
最近聞こえが悪くなったかもと感じられたら、一度診察にお越しください。
もしかすると治療で良くなるかもしれません。例えば耳垢が知らず知らずのうちに溜まっていたり、中耳炎だったり、そうしたものは治療すれば聞こえが改善します。
補聴器の検討の前に耳鼻科医による診察を行い、補聴器が本当に必要かどうかチェックさせていただきます。
②今の聴力はどのくらいか知ってもらう
どのくらいの音程の音が、どのくらいの大きさでないと聞こえないのか、というのを聴力検査で把握させていただきます。
患者様にどういった音が聞こえにくいのかをご説明し、聞こえにくい音、聞きやすい音など知っておいてもらえると、補聴器をつけるときの抵抗が少し和らぐかもしれません。
③くり返し来ていただいて調整を行う
補聴器は雑音ばかりで役に立たない、うるさいといったマイナスイメージを持たれている方は多いかと思います。
確かにしっかりとした調整をせず、たまにつける程度であればそのマイナスイメージは正しいものになってしまいます。
しばしば眼鏡と比較される補聴器ですが、大きく異なるのは、補聴器をつけて途端に聞こえが良くなるわけではないというところです。
最初はやはり雑音に悩まされ、どうしてよいかわからないと思いますので、少し頻回に通っていただくことになります。
不満なところ、嫌だなと思うところは遠慮なく補聴器外来の時におっしゃってください。
こんなお部屋で言語聴覚士が補聴器外来をさせていただいています。
個室になっていますので落ち着いてお話させていただけるかと思います。